kochimaru8127’s blog

訪問看護師の想い出。

仙人の様な・・・

こんにちわ。

訪問看護ステーションから

クリニックの開院のお手伝いをさせて頂く事になり。

転職をしたのです。

バリバリの都会の真ん中のクリニックでした。

近くには戦前の風景もまだ残っているという貴重な所です。

写真に収めておけば良かったなぁ~と、今では、全く行く事の無くなった場所に思いを馳せております。

レトロな街です。

クリニックというのは、私達で言うところの、中抜けというのがあります。

クリニックが閉まっている時間の事です。

この時間は、家に一度戻る人も居るのですが、往診や訪問看護に行ったりする時間になる事も多いです。

で。とっても印象に残っている患者さんは…。

突然の電話依頼が直接本人からありました。そして伺うわけなんですが・・・

末期ガンで自宅療養中の方でした。

イメージでいくと、仙人の様な人です。

先進的医療を全て拒否されていました。

なのに…

何故にクリニックに電話してきたのか?

今でも謎です。

本人が言われるには、漢方と民間療法で過ごす❗と、決めてらっしゃる様でした。

絶対に、普通の薬は飲まない。

 

漢方も、あの顆粒でなく、

煎じ薬みたいな、そんなやつです。

お鍋でコトコト煮込んだりします。

匂いは強烈ですよ。

なんて、表現したら良いんだろう?

匂いだけで、薬です(笑)

多分、味は苦いか渋いと思います。

で、後から甘味の様な…(-_-;)

想像なんで、スミマセンm(__)m

 

自宅で過ごして居ると、病気で亡くなったとしても、24時間以内に医師等が診ていないと変死の扱いになります。

なので、往診や訪問の依頼だったんだっけ?と、考えています。

変死ですと、警察が来たり、解剖したりと面倒になるので。

多分、それだったのかなぁ…

この変死については、また、エピソードがありますので、その時に記録しますね。

この方は、そんな訳で死期を悟られていたのか、あまり長い期間の訪問はありませんでした。

根本は、クリニック主体なので、それに力を入れるっていうのも、ありませんでした。

やってたら、発展したかなぁ?

今はどうされているのか、初期からのメンバーは私が最後だったので誰も残っていませんから、知る術はありません。

オープンから居ると、ドンドン新しい人が来て、変わって行くのが肌で感じて。

エゴかもしれないですけれど、それが淋しくもあり、嫌でした。

あの当時のメンバーはどこで何をしているんだろう?

少し懐かしい気持ちになりました。

それでは(^-^)/